2014年10月12日日曜日

「サプライサイドの政治」から「デマンドサイドの政治」へ


http://www.local-manifesto.jp/gikaigiin/workshop/docs/2014091800010/

先日、「ローカル・マニフェスト推進地方議員連盟 神奈川勉強会Ⅱ」に招待いただき、藤沢市辻堂で講演と、コメンテータを勤めて勤めてきました。

早稲田の北川正恭先生とご一緒させていただいたのですが、ネット選挙にも大変関心を持っていただいて、企画の合間合間に、濃密な議論をさせていただきました。やはり、地方政治の現場に長くいらっしゃった北川先生だけに、勉強させていただくこと多数でした。

中でも、もっとも共感したのが、次の文言です。北川先生曰く、「マニフェストも、ネット選挙も、サプライサイドの政治から、デマンドサイドの政治への構造転換を促すものである」と。

ぼくの理解では、次のように言えるかもしれません。ネット選挙(運動)は、有権者が関心を向けさえすれば、という留保がつくものの、透明化を促進する。政治が透明になれば、「デタラメではいられない」。というよりも、昨今の地方議会のように、デタラメが白日の下にさらされると、政治生命が危うくなることは明々白々でしょう。このとき、きちんと政治に対する理念や、政策観を提示していることが重要になる。まさに、マニフェストの出番というわけです。

昨今の地方政治の現状を鑑みるに、2015年の統一地方選挙では、これまできちんとした政治活動を行っていた現職や、きちんとした政策構想を持っている新人の方が、これまで以上に、ネット選挙やマニフェストに注力されるとよいのかもしれないですね。